うこうこまーく!
ダウン症おーくんの子育てブログ
3歳〜4歳

ダウン症おーくん 3歳0ヶ月の様子 〜現在の発達段階とこれからの関わり方をまとめる!〜

ご覧いただきありがとうございます、うこうこです。

先日、ダウン症のおーくんは3歳を迎えました!

ひとつの区切りとして、今回は、現在の発達の様子についてまとめていきたいと思います。

子どもの発達を理解するために重要な4つの観点に沿ってまとめてみたいと思います。

4つの観点についての詳しい解説はこちらの記事にまとめてあります↓

発達検査や知能検査の「数値」に振り回されないために③ "検査の限界を知れば子どもの理解が広がる"ご覧いただきありがとうございます、うこうこです。 "発達検査や知能検査の結果の数値に振り回されないために"シリーズの最終回の第3回...

3歳0ヶ月の発達の様子

まずは、”能力”の観点からです。

体の発達

主に運動面でどのくらいのことができるのか?についてです。

現在のおーくんができているのは、

  • 一人で階段の上り下りができる(下りは一段ずつ足を揃えながら、上りは片足で一段ずつ上ることが増えている)。
  • 立ったままぐるっと回る。
  • ボールを前に蹴る

という感じで、体のバランスを保ちつつ動くことは向上してきています。

一方で難しいのは、

  • 走る
  • 少し高い段差からジャンプする
  • その場でジャンプする

ということはまだできません。体全体を連動させる動きは難しいようです。

うこうこ
うこうこ
体の発達における新版K式発達検査の評価(うこうこ独自)
1歳8ヶ月程度の発達段階
・DQ(発達指数)=56
おおよそ、年齢の5割程度の発達段階にあるといえそうです。

発達段階に基づいて今後の関わり方について整理すると、

  • たくさん歩く、早歩きをする。
  • 縁石や階段の上り下りをたくさんやる。
  • 手を繋いで一緒に、低い段差から飛び降りる動作を行う。
  • アスレチックのような体全体を使う遊具で遊ぶ。
  • トランポリンで練習する(手すりや大人の手を持って)

といった感じで、できることを反復練習しつつ、体の連動性を高めていくことを意識していきたいです。

目と手の発達

目で見る力と手を使って操作する力に関して、どのくらいのことができるのか?についてです。

現在のおーくんができているのは、

  • 基本的な形(○△□とか)の理解ができる。
  • ◯が「まる」と呼ぶことなど、名称理解もできる。
  • 紙にペンで書くことに興味が出てきていて、丸を上手に書けるようになってきた。
  • 3個の大きさの異なる器を順番にまとめることができる(大きい器の中に次に小さい器を入れることを3つの器で正確にできる)。
  • うまくいかない操作でも、別のやり方を試してみる(試行錯誤する)ことが増えた。

という感じで、形の認識が向上し、系列的に操作したり試行錯誤したりする様子が見られています。つまり、遊びの中で“自分なりに考える”ことが出てきているといえます。

↑書くことに最近ハマっているおーくん!例の口になっています!

ダウン症児のこの口 重要です!【カリメロの口】ご覧いただきありがとうございます、うこうこです。 ダウン症のお子さん、以下のような口を見せることはありませんか? ...
うこうこ
うこうこ
目と手の発達における新版K式発達検査の評価(うこうこ独自)
1歳9ヶ月程度の発達段階
・DQ(発達指数)=58
おおよそ、年齢の約6割程度の発達段階にあるといえそうです。

発達段階に基づいて今後の関わり方について整理すると、

  • いろいろな形を操作する(型はめやブロックの組み合わせなど)
  • 楽しんで書くことをたくさんやってみる(あわよくば線を書く動作を入れながら)
  • いくつかのやり方ができる玩具で遊ぶ(思考や試行錯誤を伸ばす)
  • いろいろな道具を使ってみる(はさみ、スタンプ、のり、エジソンばし等)。

といったことを意識していけると良いかなと思います。

ことばの発達

ことばの理解と表現がどのくらいできるのか?についてです。

まず、以前と同様、発語はほぼありません。

僕のことを「パパ」と言って呼んだりすることがたまにあるぐらいです。

ことばの表現としてできていることは

  • 「YES」「NO」を分かりやすく表現できる(態度やしぐさで)
  • 「NO」の表現が明確になった(唾を飛ばすように「ぶー」とやります笑)。
  • 要求の表現のバリエーションが増えた(指差し、手で呼ぶ、物を持ってきて指差すなど)

ことばの理解としてできていることは

  • 物の名前の理解が広がってきた。
  • 「座る」「書く」など、動作に関することばの理解が増えた。
  • 「大きい⇄小さい」が物と場合によっては正確に分かる時がある。

という感じで、発語はなくともコミュニケーションのスキルは伸びています。そのため、おーくんがどうしたいのか?はかなり分かりやすくなっています。

また、ことばの理解については、単語だけでなく、動作語や対になる概念も少しずつ理解し始めているような様子が見られています。

うこうこ
うこうこ
ことばの発達における新版K式発達検査の評価(うこうこ独自)
1歳7ヶ月程度の発達段階
・DQ(発達指数)=53
おおよそ、年齢の5割程度の発達段階にあるといえそうです。

ちなみに遠城寺式の発達検査では、
・発語は10ヶ月の段階
・言語理解は1歳9ヶ月の段階
という評価になります。表現と理解ではかなり差が大きです。

発達段階に基づいて今後の関わり方について整理すると、

  • 単語だけでなく、動作に関することばをフィードバックしていく。
  • 対概念(大きい⇄小さい、長い⇄短いなど)も状況に合わせてことばで伝えていく。

といったことを意識して、ことばの理解を伸ばしていくことを優先課題として考えていきたいと思います。

ことばの理解ができている子は話し始めると伸びやすい印象があるので、発語については「まぁそのうちでるでしょ〜」と気長に焦らず考えていきます。

適応・自立・特性の様子は?

能力以外の3つの観点についてです。

適応について

集団生活への適応の様子について、少し前にあった保育参加の時の様子とほぼ変わりありません。詳しい様子については以下の記事にまとめてあります↓

保育参加してきた! 園でちゃんとやれているの?周囲の子とのギャップは?ご覧いただきありがとうございます、うこうこです。 先日、おーくんの通う保育園で保育参加があり、父のうこうこが行ってきました。 ...

そのとき(1ヶ月目)と比べて、優しくしてくれる女の子と一緒に遊ぶ様子が増えたようで、その点は少し変化があったようです。

静かに待つのは難しいので先生がついている必要があるみたいですが、やることがあれば指示を聞いて動いたり、周りの子の様子を見て動いたりするができるようになっているので、個別についている時間は少しずつ減ってきているようです。

何より楽しく通えているのが一番で、ある程度の適応はできているからこそだと思っています。

自立について

着替えについては、

  • ズボンを脱ぐ
  • ズボンやオムツを履く(向きを揃えては難しい)
  • くつ下を履く(向きを揃えては難しい)

あたりはできて、上着関連はまだ難しいです。ただ、「自分でやりたい!」意欲は高いので、その気持ちを活かしていけたらと思っています。

排泄について、おしっこについては股を指差して出ることを教えてくれる頻度が増えました。トイレに連れていっても出ないことが多かったのですが、最近はしっかり出ることの方が多くなりました。うんちについては、自分から出ることを教えてくることはほとんどありませんが、踏ん張っている様子のときに「トイレでする?」と促すとトイレに行き、トイレで成功することが増えています。

食事に関しては、左手で持ち支えることができてきました。

また、はしを使いたい気持ちがあるようなので、エジソンばしを使って練習することも始めました。

おーくんは、できたときに褒めると嬉しそうな様子で、褒めることが入りやすい“褒めて伸ばす”のが良いタイプだと思っていますので、きちんと褒めることを意識しています。

特性について

マイペースが強い、多動や衝動性が強い、感覚過敏がある、といった発達特性(強いと発達障がいと関連)に関して、現在は気になるところはありません。

買い物に行くと、若干衝動的に物を触ったり、動き回ったりする様子はありますが、ADHDというレベルではありません。

まとめ

全体として、ゆっくりながらもおーくんの発達ペースで伸びてきているといえる感じでした。

そして、発達の観点から整理してみることで、次の1歩のために何を意識して関わったり、取り組んだりしたりすれば良いのかが見えてきたかなと思います。

保育園のような、周りの子たちのほとんどが健常な子どもたちの環境の中にいると、「自分の子の現在と次の目標を見失いがちになる」ことで漠然とした不安や焦りを感じすぎてしまうことや、逆に「できないことが当たり前に慣れてしまう」ことで成長の機会を逃してしまうことがどうしても出てきてしまうと思います。うちは後者のことで反省したことがいくつかありました。

そのため、おーくんの自身の現在の様子を整理しておくことはとても役立ちました。自分のためにブログの記事にまとめていると言うのが正直なところです><

ただ、同時に、発達の評価も絶対ではないので、縛られすぎずに柔軟な視点で子どもを見ていくことも必要です。評価の囚われすぎて、「今はまだその段階じゃない」と思っていたことが保育園ではできたということがあって、反省したこともありました。

子ども成長の可能性は一般的な予測や知見を超える

ことは多々あります。子どもの成長を促していくにあたって、行き先と行き方が示された地図(発達の評価)を持っておくことは有用ですが、柔軟な視点も同時に持っておくことが大切である、ということを改めて感じた1年だったように思います。

今後も、方向を見失わないためにも、おーくんの発達の様子をまとめていきたいと思います。参考程度に軽く読み飛ばしていただけるだけでも嬉しいですので、今後ともよろしくお願いします!

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