うこうこまーく!
ダウン症おーくんの子育てブログ
2歳〜3歳

ことばの理解を伸ばそう!簡単にできる家庭での療育方法 〜単語編〜

ご覧いただきありがとうございます、うこうこです。

サムネのおーくんの顔は、最近ブームの変顔遊びをしている顔です(笑

さてさて、2023年1月の時点でおーくんは2歳10ヶ月。未だ発語はでていませんが、ことばの理解の方は進んでいます。

おーくんのように、ことばの表現<ことばの理解という発達傾向の子は、知的障がいのある子や発達障害(特にASD)がある子に多い印象があります。

そのようなタイプの子には、まず、ことばの理解を伸ばしてあげることを重視しています。

おーくんも、ことばの理解を伸ばすために、家庭でも療育の方法を取り入れた関わりを意識しています。

そこで今回は、おーくんが家庭で取り組んでいることばの理解を伸ばす方法についてまとめてみたいと思います。

忙しい普段の生活の合間でできる遊びや意識の持ち方になりますので、誰にでもできると思いますので、さらっとでも良いので読んでいただけたら嬉しいです。

ことばの理解を伸ばす具体的な関わり方

今回まとめた関わり方は、ことばを理解し始めたぐらいの発達段階の子に対して有効です。

具体的には、

  • 物の名前を言うと関心を持って聞いているような様子がある
  • 指差しや発声で要求を伝えようとする
  • 「ちょうだい」「こっちにおいで」などの簡単な指示を聞いて動ける

と言う姿が見られてくると、いよいよ物の名前を覚えるタイミングになってきます。

①ものには名前があることを教えていく

生活の中で目にしたもの(物、道具、玩具、生き物など)に対して、「これは○○だね」「△△あったね」と、実物を見ながらそのものの名前を大人が言うようにします。

そうすることで、ものには名前があることが分かり、ものによって名前が違うことにも気づいていきます。お子さんによっては、指差しして”これは何か言って!”と言わんばかりに、ものの名前を大人に言うように要求するようになります。

興味関心がひきつけられたものや、感情が動いた体験(楽しいなど)に出てきたものは覚えやすくなるため、この時期は、楽しめる遊びや経験をたくさんできると覚えることばの幅も広くなるかもしれません。

うこうこ
うこうこ
おーくんは初めて行った動物園で見たキリンに関心を持っていたので、動物の中でもキリンはすぐ覚えました!

②「どれ?」「どっち?」のやりとりで教える

ある程度、ものの名前を覚えてきたら、遊びのやりとりを通して幅を広げていきます。

大人が玩具やカードなどを提示して「○○はどれ?」と聞き、子どもに選んでもらいます。

おーくんは、現在、はたらく車に大ハマり中なので、車の図鑑を見ながら、「○○どれ?」と聞いています。興味のあるものから取り組んでいきます。

最初は、実物もしくは実物の写真といった、実際に目にしたときと全く同じ情報を提示していくのがポイントです。慣れてきたら絵やイラストのものにもチャレンジしていきます。

ある程度、「どれ?」が正確に選べるようになってきたら、2つのものを提示して「○○はどっち?」と質問して選んでもらうやりとり遊びを行います。「どれ?」より「どっち?」の方が発達段階的には少し難しくなります。

取り組みやすくする工夫として、

  • 知っているものと知らないものを提示して、「○○(知っている方)はどっち?」

というやり方だと答えやすくなります。

そこから発展して、

  • 知っているものと知っているものを提示して、大人が言ったものを選ぶ
  • 知っているものと知らないものを提示して、知らないものの名前を大人が言って選ぶ

後者のやり方は”どっち?”の意味がきちんと理解できていないと正答できないので難易度が高くなりますが、知らないものの名前を覚えるためのひとつの方法になります。

おーくんがよく使うのは、

100均で買った動物やのりものの写真カードや

ベビーブックについてくるお風呂の壁にペタペタ貼れる付録を使っています。アンパンマンはじっくり見ませんが、キャラクターは好きなようなので、お風呂に入ると楽しそうに「どっち?」遊びをしています。ドキンちゃんとコキンちゃんの理解がなかなか難しい〜

「どっち?」遊びは本人が気に入っていて、『やって』とカードなどを持ってきてお願いすることが多いです。

③ものの用途や特徴、動作に関することばを教える

ものと名前が一致してきたら、以下のような情報を加えて伝えるようにしてきます。

例えば、

  • イスなら”座る”、ボールなら”投げる”というように、そのものをどのように使うのか?の用途について
  • 電車は”大きい”、アンパンマンの顔は”丸い”、雪は”冷たい”、空が”青い”というようなに、そのものの形、大きさ、感触、色などの特徴について
  • 手を繋いで”歩こう”、このボールを”投げるよ”、ここを”押すよ”というように、自分や他人が行う動作を表すことばについて

普段の関わりの中でさりげなく言っていることも多いですが、意識しないとあまり言わないことばもあるかと思いますので、少しでも意識しておけると良いと思います。

特に、大小、長短、温冷とか、対になることばの理解は発達の上ではとても重要ですので意識してこことばで伝えていきたいところです。

まとめ

いかがだったでしょうか?

多くの方が「これは普段から子どもとの関わりでやっているよ」と感じたかもしれません。

しかし、ここで重要なのは『子どものことばの理解を伸ばすために意識して関わる姿勢』です。

この意識があることで、「これは理解できているな」「これはまだあいまいだな」と子どもの理解の様子に合わせる姿勢につながります。これがことばの理解の伸びにはとても重要になってきます。

ことばを引き出すためにオススメの1冊! 〜子どもの発達に合った関わりが分かる!〜ご覧いただきありがとうございます、うこうこです。 ダウン症の子は発語が遅れることが指摘されているため、 「いつになったらしゃ...

また、こちらの記事で紹介しました本も、子どものことばの力を伸ばすための具体的な関わり方について、とても分かりやすく説明されているのでオススメです。

 

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