うこうこまーく!
ダウン症おーくんの子育てブログ
療育

子どものリハビリで出会う専門職について

ご覧いただきありがとうございます、うこうこです。

ダウン症の子、体の機能に障害のある子、発達障害のある子など、障害があるお子さんは、機能の回復・向上のために、リハビリテーション(リハビリ)を受けていくことになります。

リハビリにはいくつかの領域があり、それぞれに専門の資格を持った先生がいます。例えば、PTとかOTとかSTとかです。

しかし、慣れるまでは『PTって何?』『STってどっちのリハビリだっけ?』みたいに、分かりにくさがあります。

特に、医療領域は専門用語での表現や、通称で呼ぶことも多いため、慣れるまでは『それって何のことだっけ?』となることがあります

今回は、子どもが出会うリハビリ専門職について見ていくことで少しでも理解に役立てていただければと思います。

子どものリハビリは大きく4つの領域があります。それは、理学療法作業療法言語聴覚療法視能訓練です。

理学療法

  • 理学療法士(physical therapist)略称 PT
  • 国家資格(=専門の養成課程で勉強し、国家試験に合格して取得する資格です)
  • 理学療法とは、運動機能が低下した体の場所に対し、運動機能の維持・改善を目的に運動、温熱、電気、水、光線などの物理的手段を用いて行われる療法です。
  • 立つ、座る、歩くといった基本的な生活動作の向上を目指します
  • 理学療法士とは、体づくりを支える”体の専門家“と言えます。
  • 参考:日本理学療法士協会

ダウン症のおーくんは生後3ヶ月からPTを受けています。ダウン症は体全体の低緊張や筋力の弱さがあるため、総合的に体の発達の様子を見てもらい、日常での訓練の仕方をアドバイスしてもらっています。例えば、うつ伏せ姿勢での手の位置はどうするか、必要な動作は何か、日々の関わりでどんなことを意識すれば良いか、を実際にやり方を見せてもらい教えてもらっています。

 

作業療法

  • 作業療法士(occupational therapist)略称 OT
  • 国家資格
  • 作業という手段を用いて、複合的応用的な動作の向上や、社会適応能力の向上を目指す療法です。
  • 作業とは、”目的や価値を持つ生活行為”と定義されています。つまり、作業療法とは、生活をする際に必要とされる行為(食事動作や着替え動作など)や、その人にとって価値のある行為(製作や運動、余暇活動行為など)の回復や向上を目指す療法です。
  • 作業療法士とは”生活行為の専門家“と言えます。
  • 参考:日本作業療法士協会

PTは、日常における基本動作の回復・向上を目的とするのに対して、OTは、日常における目的的な複合動作の回復・向上を目指します。

 

言語聴覚療法

  • 言語療法士(Speech therapist)略称 ST
  • 国家資格
  • 発声や発音などの言語機能、聴覚機能、高次脳機能、摂食・嚥下機能といった主にコミュニケーションに関する機能の回復・向上を目指す療法です。
  • 言語聴覚士とは、”ことば(話す・聞く・食べる)の専門家“と言えます。
  • 参考:日本言語聴覚士協会

うちのおーくんもこの先STを受けることになると想定しています。ダウン症の子は、発達がゆっくりなため言語面の支援が必要な場合が多いこと、下が長く筋力が弱いため咀嚼や嚥下に問題が起こりやすい、ためです。

 

視能訓練

  • 視能訓練士(Certified Orthoptist) 略称 CO
  • 国家資格
  • 視力や目の構造や圧力等の検査を実施し評価を行い、弱視や斜視に対しての視力や両眼視の向上のための訓練を行います。必要に応じ、補助具の選定や調整を行います。
  • 視能訓練士とは、目の機能の評価と訓練を担う目の専門家“と言えます。
  • 参考:日本視能訓練士協会

ダウン症の子は目のピントをうまく合わせるための筋肉がうまく働かないため、近視や斜視などがよくみられます。そのため、小さい頃から目のチェックが欠かせません。

 

まとめ

以上が主に、子どものリハビリで出会う専門家となります。

訓練を重ねて体験していくうちに覚えていくと思いますが、それぞれの療法の特徴を知った上で、英語の意味を見ていくと理解しやすいかもしれません。

  1. PT→フィジカル・セラピスト  身体を扱うので”フィジカル”
  2. OT→オキュペーショナル・セラピスト  幅広い作業とう意味での”オキュペーション”
  3. ST→スピーチ・セラピスト  話すということで”スピーチ”
  4. CO→サーティファイド・オーソプティスト  ”公認された””視能訓練士”の意味

 

最近では、医療現場以外でも発達支援センター等の地域の専門機関で専門職と出会うことも増えています。今回まとめさせていただいた内容が少しでもお役に立てればと思います。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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