うこうこまーく!
ダウン症おーくんの子育てブログ
誕生〜1歳

ダウン症おーくんが生後5ヶ月までに寝返りを成功させた方法

ご覧いただきありがとうございます、うこうこです。

ダウン症の赤ちゃんは、発達段階に合わせて、日頃から体の使い方を教えてあげる必要があります。

うちのダウン症のおーくんですが、ダウン症と診断されてから、少しづつ体の動かし方を練習してきました。首がしっかりすわらず苦労することもありましたが、

生後4ヶ月と1週で寝返りを成功させることができました。

今回は、ダウン症の子どもの体の特徴について整理しながら、寝返りを成功させるまでに取り組んだ練習方法について紹介します

ちなみに、健常な赤ちゃんにとっても有効ですので、是非、参考にしてください。

寝返りができるようになるのはいつ?何で必要なの?

寝返りはいつ頃できるようになる?

寝返りは、健常の子で、おおよそ生後5〜6ヶ月ぐらいでできるようになると言われています。ただし、発達には、個人差がありますので、全ての子がその時期にできるようになる訳ではなく、早い子もいれば時間がかかる子もいます。そのため、習得するのが遅くても焦る必要はありません。特に、ダウン症の子は全体的に発達がゆっくりですので、慌てずに練習を継続していきましょう。

寝返りはどうして必要なの?

発達検査にはいくつかの種類がありますが、体の発達として”寝返りができるかどうか”の項目はほぼ全ての検査で評価されることになります。それだけ寝返りができるかどうかは発達上重要ということです。

赤ちゃんは生まれて間もない時期は、目や口や体などを上手く使えず、受け身的です。成長とともに少しずつ自分の体を使えるようになり、自分から見たり触ったりして周囲の環境から色んな刺激を吸収していきます。そのため、寝返りができるということは、環境に対して主体的に働きかけるきっかけとなる動きができる、ということになります。

寝返りは発達全般においての土台のようなものなので、練習していくことが大切です。

ダウン症の子が体を動かす練習が必要なワケ

ダウン症の子には、健常の子とは違った独特な体の特徴があります。それが次の4つです。

筋緊張低下

筋緊張低下とは、力を抜いたときの筋肉の緊張が弱いことをいいます。体を自然に支えておくための力が弱いということです。”低緊張”とも言われます。一般的に腕とお腹に強く見られます(ダウン症の赤ちゃんが抱きかかえると腕がダラーンとしてしまうのは低緊張によるためです)。

筋力の弱さ

自分で動きを作り出す時には筋肉を使いますが、その筋肉の力が弱いです。正しい動きを繰り返し練習していくことで改善していくことができます。

靭帯と関節のゆるさ

骨同士をつなぐ靭帯がゆるんでいて伸びやすいため、関節が余分に動きやすくなってしまいます。そのため、関節が不安定になりやすく、姿勢を安定的に保つことが難しくなります。首の安定に注意が必要なのはこのためです。ゆるみの改善は困難ですが、正しい動きを練習することで関節周りの筋力の強化を行います。

手足の短さ

体感に比べて腕と脚が短い傾向にあります。そのため、お座りのように手で支えながら姿勢を保つ姿勢の習得が難しかったり、階段の登り降りの練習には小さい段差からの練習が必要だったりします。また、ダウン症の子は、指が短く手のひらが大きい傾向にあるため、握りやすい玩具の選択や、手すりの選別などを考慮する必要があります。

以上の特徴があるため、体が上手に動かせなかったり、動かせても間違った体の使い方をしてしまったりします。

例えば、ダウン症の子の多くは、足幅を広げて立つ姿勢を取ろうとしますが、この姿勢が癖になると膝と足を外向きにして歩くようになり、扁平足で体重を支えるようになってしまいます。そうすると、疲れやすくなったり、痛みが生じるようになったり、と長い距離を歩くことが困難になる場合があります。

健常な子は自然に任せていればほぼ問題ありません。しかし、ダウン症の子は、日頃から、発達段階に合わせた、目的的な体の使い方の練習が必要です。そのため、ダウン症の子は、赤ちゃんの時から、理学療法(いわゆるPT)の訓練の中で、体の使い方を見てもらい、日常の中で体の動かし方の練習をしていきます。

寝返りを成功させるまでの練習ステップ

ここからは、おーくんが寝返りを成功させるまでに取り組んだ具体的な練習方法について紹介していきます。いくつかの書籍や論文、理学療法や作業療法の専門家の方からのアドバイスをアレンジしたものになります。

寝返りは3つの姿勢を用います。仰向け(あおむけ)姿勢横向き姿勢うつ伏せ姿勢です。まずは、その3つの姿勢をとり、各姿勢での体の使い方を練習していきます。各姿勢での体の使い方に慣れてきたところで、寝返りに移行する流れを練習していきます。

この練習の流れはスポーツでの練習と似ています。例えばサッカーでは、トラップ、ドリブル、シュートの個々のスキルを練習ししてから、トラップ→ドリブル→シュートの流れを実践的に覚えていきます。個々のスキルのレベルが高いほど、流れがスムーズに展開でき、応用的に発展させていくことができるようになります。体の使い方も同様で、一つ一つの動作がスムーズに展開されることで大きな動きになっていきます。この大きな動きを粗大運動と言い、これが上手にできるために、ひとつひとつの体の動かし方を練習していくことが大切です。

それでは、寝返りに必要な3姿勢の練習から繋げ方についてみていきましょう。

仰向けでの練習

赤ちゃんは基本的に仰向けでいることがほとんどですので、仰向け姿勢では、手と足の動かし方の練習が主となります。

①手の動かし方の練習

まずは手の動かし方の練習です。手を上手に動かせることはとても重要で、横向き姿勢からうつ伏せ姿勢への移行には手足を上手く動かして重心移動する必要があります。また、物を掴む、見て掴む、掴んだものを動かす、といった手の発達の基礎としても大切です。

上方向への曲げ伸ばし

写真のように赤ちゃんが自発的に掴んでから→動かすがベストです。まだ掴むのが難しい場合は、大人が握ってあげてでも大丈夫です。慣れてくると赤ちゃんの方から押し返すようになります。

左右への動かし→両手を広げる練習

両手を持った状態で左右に動かしてあげます。何回か動かしたら

両手をバァーと広げます。

腕から肩周りを動かすことで、姿勢を移行する時に腕全体を使い重心移動させやすくなります。

お腹、胸、バンザイの練習

両手を持ってお腹をポンポン、そして次は胸をポンポン、からの〜

バンザーイ!

こちらも腕全体を動かす練習です。

  • 回数は厳密に決まっていませんが、おーくんはそれぞれの動作を3回、1日3セットぐらいを意識してやっていました。
  • 音楽のリズムに合わせて、歌いながら楽しくやるのがコツです。おーくんは”パプリカ”とか、私のオリジナル適当ソング(?)に合わせて練習をしていました。

 

②足の動かし方の練習

ダウン症の赤ちゃんは、靭帯・関節のゆるさのためカエル足になりやすいです。カエル足の状態だと姿勢を変えにくいため、足の使い方の練習が必要です。特に、横向き姿勢からうつ伏せの姿勢に移行するには、足の動きがポイントになるため、足を上手に動かせることは重要です。

足を閉じる練習

両足の足首を持ち、足が閉じてまっすぐになるようにします。そして足裏を地面につくように膝を曲げます。足裏で地面をトントンと叩いて刺激を加えると良いです。

足を曲げる練習

膝を胸方向に近づけるようにぐーっと曲げていきます。膝の角度が90度ぐらいになるように曲げていきます。

この動きには、股関節のストレッチの効果もあります。そのため、練習していくと、カエル足でいる時間が減り、足を伸ばす様子や力を入れて足先で押す様子が見られるようになります。

  • 足をしっかり閉じることを意識しましょう。
  • ゆっくりと曲げ伸ばすようにしましょう。

 

横向きでの練習

横向き姿勢を練習するときのポイントは、背筋をまっすぐにすることと、足の位置を整えることです。左右どちらの向きから練習しても大丈夫ですですが、バランスよく左右の練習ができると良いです。

この写真はおーくんが横向き姿勢に慣れた時のものですが、当初は、横向き姿勢にしてあげると、首を後方に曲げ背中を反らせようとしていました。写真①のように背筋をまっすぐにするためには、大人の腕や足で背筋に合わせて密着させて固定するやり方があります。繰り返しやっていくうちに少しずつ背筋を伸ばせるようになります。また、後述する両手動作を使うことで自然と頭が後方にいかなくなり姿勢が安定しやすくなります。

また、写真②のように、上側に来る足の膝が曲がる姿勢に調整してあげることが大切です。そうすることでうつ伏せ姿勢に移行がしやすくなります。

横向き姿勢の良さは、両手の間隔が近くなるため両手動作の練習がしやすい点です。①背筋を伸ばす、②上側の足の位置を整える、姿勢をとったら、両手を使って遊びます。手を持って両手をスリスリしたり、拍手したり、玩具を触ってみたりすると良いです。慣れてくると自分で両手をすり合わせたりするようになります。

  • 背筋を伸ばす(必要に応じて大人が手や足を添えるのもあり)。
  • 上側の足の位置を調整する。足を抑えて固定すると両手動作に集中しやすくなる。
  • 姿勢を整えたら両手を用いて遊ぶ。

 

うつ伏せでの練習

うつ伏せ姿勢でのポイントは、うつ伏せの姿勢に慣れることと、両肘で体を支えられるようになることです。

うつ伏せ姿勢になり、興味のある玩具などを用いて頭をあげる練習をします。大人の顔に注目する時期であるため、大人は正面に位置どり、顔を近づけることで注目しようとする意欲を引き出してあげるのも良いです。

写真のように、タオルを丸めて脇の下に挟んであげると肘が前方に出て、体重を支える姿勢の練習になります。

頭を持ち上げにくい、腰や足がよく動いて不安定になりがち、といった場合は手で赤ちゃんの腰を抑えてあげると安定しやすくなります。

うつ伏せは疲れる姿勢なため、嫌がる赤ちゃんも多く、練習は短時間で行うようにします。

  • 姿勢に慣れるためには、短い時間で焦らず少しずつ練習する。
  • 顔を上げて見ようとする意欲を上手に引き出す。
  • 体重を肘で支える練習にはタオル等を使うと効果的。

 

姿勢の連動から寝返りへ

3つの姿勢での練習を行い、横向き姿勢とうつ伏せ姿勢に慣れたら、寝返りまでの連動した動きを練習してみます。

  1. 仰向け姿勢で、両手を持ち、両手動作を行いながら横向き姿勢に移行するように体を横に向けていきます。
  2. 横向き姿勢で練習した、上側の足の膝が曲がるように調整します(自分でできるように少し待ってみても良いです)。
  3. 横向き姿勢から、体の下側の手を頭の上に伸ばしていきます(練習したバンザイのような感じ)。
  4. すると、重心が変わり、自然とうつ伏せ姿勢に移行します。

このような感じで練習します。お子さんによっては左右で得意な方向があるかもしれませんので、まずは得意な方向で練習してみます。ちなみに、おーくんは左側が得意でしたが、右側では自分で寝返ることは難しく(記事を書いている生後5ヶ月時で未達成)、右側での横向き姿勢と姿勢移動を練習中です。

  • スムーズな姿勢移行のために、手と足の動きをサポートし手あげる。
  • 得意な方向で練習する。
  • できたら一緒に喜ぶことで意欲を引き出す。

 

練習する際に忘れてはいけない大事なポイント

最後に練習する上で大切なポイントを整理します。それは、

  1. 楽しく練習する(本人の興味を上手に活用する)。
  2. 少しでもできたら褒め、一緒に喜ぶ。
  3. 発達には個人差があるので、焦らず長い目で練習する。

の3つです。

ダウン症の子にとって体を上手に使うことは苦手なことになります。苦手なことを練習するのは、疲れるし、気持ちのエネルギーがたくさん必要になります。そして、今後も色んな動きを練習していかないといけません。だからこそ、関わる大人が、前向きであることや、やる気を引き出して上げて少しでもチャレンジしようという気持ちを支えてあげることが重要です。

少しずつで構いません。できるところからちょっとずつ楽しんで練習していきましょう。おーくんもさらに上手にできるように練習していきます。

最後までご覧いただきありがとうごいました。

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