ご覧いただきありがとうございます、うこうこです。
今月でおーくんは2歳6ヶ月となりました!
2歳も折り返しに入ったところで、現在の発達の様子についてまとめてみたいと思います。
発達といっても様々な観点がありますが、今回は、以前の記事でも紹介しました
“子どもをしっかりと理解するために必要な4つの側面”
に沿って、おーくんの現在の発達の様子について整理していきます。
(4つの側面についての詳細は↓の記事にまとめてあります)
①能力
最近、正式な場面で発達検査を受けていないため、父うこうこによる評価になりますが、
- 運動の発達 → 1歳6ヶ月
- 認知(見る・手を操作する力)の発達 → 1歳6ヶ月
- ことばの発達 → 1歳6ヶ月
以上をまとめると、能力全体では1歳6ヶ月程度の発達段階にあると思われます。発達指数(DQ)では60となり、年齢の6割のぐらいの発達のペースであるといえます。
そして、現在の発達段階に沿って、今意識して取り組みたいことは以下のような感じになります。
- 運動の発達 → 小走りの練習、階段の昇り降り、(→そして両足ジャンプ)
- 認知の発達 → 基礎的な形の理解、マッチング課題、模倣を取り入れた遊び
- ことばの発達 → 物の名前の理解、身体部位の理解
認知のマッチング課題については、ちょっとした工夫のポイントなどについて↓の動画で解説していますのでそちらも良ければ参考にしてみてください。
以上のように、能力については、現在地を確認し、次の一歩を意識的に取り組むことで、子どもの潜在的な力をなるべくたくさん発揮できるようになります。
健常のお子さんであれば自然と伸びていくことが多いですが、発達にアンバランスがあったり遅れがあったりする子には、発達段階に合わせた関わりが発達の伸びには重要ですので、定期的に発達段階の確認と短期目標の見直しを考えていきたいと思います。
②特性
社会性に関して、アイコンタクトの様子、指差しの使い方(要求だけでなく共有にも使う)、指差しへの注目、やりとりの楽しみ方、などについては発達段階相応だと思います。
また、多動や衝動性が目立つ様子は見られていません。発達年齢相応のレベルという感じです。
『自分でやりたい!』『これやりたい!』と思ったときにできないときに泣くことはありますが、こだわりのように思い通りに行かなくて怒ったり泣いたり(ときにパニックやフリーズする等)して気になる様子はありません。
また、感覚の特異性について、特定の素材の服を嫌がったり、特定の音を嫌がったりなど感覚が敏感だったり鈍感だったりする様子もありません。偏食はありますが、本当に少しずつですが食べられるものは増えています。
以上から、
- 注意欠如多動症や自閉スペクトラム症の特徴は見られていない
- 加えて、目立った特性は今のところ見られていない
といった評価となります。
「頑固」「できていたことができなくなる(=退行)」「固まってしまう(フリーズする)」がダウン症の特有の状態像として語られることがありますが、自閉スペクトラム症の特性からくるものであることも多いです。自閉スペクトラム症が併発している場合は、全体の状態像や対応や支援の仕方も変わってきますので、4つの観点の”特性”の評価はかなり重要であるといえます。
③適応
保育園などでの集団生活においてどの程度周りと同じようにできているか、についてです。
保育園は楽しく通っており、同年齢の子との発達の差はあれど、遊びや行動の様子を見ておーくんなりに真似してやってみようとすることが少しずつ出てきています。
- 自分の荷物は自分のロッカーに入れる
- おやつの時間に椅子や机を用意する
- 使ったタオルを自分の場所に戻す
といったことができるようになってきました。
そして最近では、“バイバイ”ができるようになりました!
こちらも発達年齢相応(1歳6ヶ月程度)の適応的な行動はできていると評価できます。
④自立
身の回りのことを自分でどの程度できてきているのか、についてです。
- 服を自分で脱ごうとしたり、自分でズボンを履いてみたりすることが増えています。
- 食事では、自分でスプーンですくって食べようとしたり、自分できな粉やふりかけを開けてかけようとしたりしています。
そのようなときに手伝おうとすると怒るので、まずは自分でやらせてみて、”手伝って”のお願いをするまで待つこともあります。
- 少しずつトイレットトレーニングを始めています。
まとめ
2歳6ヶ月の様子について、子どもの理解に重要な4つの観点からの評価をまとめてみました。
まとめてみて「4つの観点を整理するのはダウン症の子にとっても役に立つ!」と改めて感じました。
ダウン症の子の特徴として、能力が低くても社会性や適応が強い子もいますし、自閉スペクトラム症の特性が強い子もいます。
できているところと課題であるところを整理し、その子の発達にとっては何をどうしていったら良いのか?を考えていくことはダウン症の子の発達を支援する上ではとても重要だと思います。
今後もこの4つの観点に関するトピックについては記事でまとめていきたいと思いますので、興味や関心がある方はチェックしていただけたらと思います。