ご覧いただきありがとうございます、うこうこです。
ダウン症おーくんは今月で11ヶ月になりました。
この1ヶ月、体と遊びの両方で大きな成長が見られました。今までで一番の伸びだったのではないかと思います。
その成長の様子を、発達の観点を加えながら、まとめていきたいと思います。
実際のおーくんの様子を動画でもまとめています。よろしければそちらも見ていただけたら嬉しいです。
体の発達
自分で座位姿勢をとれるようになった
お座りが自分でできることは、ひとつの大きな目標でした。
じっくり遊び込んだり、作業をしたりするには、目と手を上手に使う必要があります。そのための基本姿勢が座位姿勢になります。
自発的に座位姿勢に移れることは大きなステップを乗り越えたといえると思います。今後、目で見る力や手で操作する力の向上にも期待したいです。
つかまり膝立ち、そして、つかまり立ちができるようになった!
座位姿勢が取れれば大満足でしたが、気づいたらソファにつかまり膝立ちをしていました!
「おーくん、それだけできれば大したもんだよ。頭を打たないように気をつけるんだ」なんて思っていたら、今度はつかまり立ちをしていました!!
立位関係はおーくんの苦手分野だと思っていましたがこの1ヶ月の伸びは想像を越えていました。自発的な座位姿勢獲得のために、動きなどを意識しながら関わっていましたが、立位関係はノータッチでした。ソファの上にある物を手にしたくてひたすら突進を繰り返していましたので、面倒くさくてソファの上に色々なものを置いていたのが功を奏したのかもしれないです。
まだまだ不安定ですので、見守りは必須です。
遊びの発達
箱などから物を取り出すようになった
遊びは、目と手を使いながら、玩具などの物に働きかけながら発達していきます。その中でも、”取り出す””入れる”は感覚的な遊び(触る、口に入れる等の感覚入力を中心とした遊び)から操作的な遊びへ移行するための基本とされています。発達上では、”取り出す”動作の方が早く獲得されるとされています。もちろん個人差はあります。
操作的な遊びへの登竜門的な、取り出す動作が少しずつ見られるようになってきました。なるべく、玩具は箱などに入れておいて、おーくんが自分から取り出せるような環境設定を心がけるようにしています。つまり、片付けが大変です(笑)。
指先で玩具をいじるようになった
手全体を使って掴むから、指先の細かい動作への移行が見られるようになってきました。指先を動かすことから、指先で摘むようになっていきますが(摘み方にも発達の段階があります)、その初めの段階に当たります。
最近はカラフルなブロックに興味があるようなので、様々な形に触れてみるのも良い機会だと感じています。
玩具を持って打ち合わせる動作をするようになった
動画内では、ブロックを持ってもひとつのブロックに打ち合わせています。よく積木を持ってもらったりしてその様子を観察する事があるますが、「発達上、そんな重要なの?」と思われるかもしれません。
実はこの動きはとっても大切なのです。
ひとつのものへの働きかけから、ふたつのものへの働きかけが生まれているのです。
ふたつのものへの働きかけを通して、ふたつのものの関係性を学んでいきます。玩具を見比べてみたり、好きな方を選択したりするためには、この力が不可欠です。
そこから「こっちが良い」と要求を表現したり、「こっちはイヤ」と不満を表現したりと、自己表現する力へと繋がっていきます。
やりとりを楽しむ姿が増えた
大人が机を叩く動作をすると、喜んで両手で机を叩くようになりました。模倣(マネをする)とまではいえませんが、”他者の動きを見て、その影響を受けて自ら反応する”様子はやりとりの基本といえます。
動きだけでなく、声がけすると「あんあ〜」「うんげ〜」と発声で返してくれているなぁと感じることが明確になってきました。
最近はじいじを見て泣いていたみたいなので、人見知りも出てきているのかもしれません。
少しずつ、周りの人を意識するようになり、その様子に基づいて反応するような姿が出てきています。
発達段階についてまとめてみた
この1ヶ月、びっくりするような成長が見られました。そのため、現在の発達段階について、一部の発達検査を参考にまとめて見ました。
- 身体→8ヶ月
- 目と手の力→8ヶ月
- 言葉→8ヶ月
と全体的な8ヶ月程度の発達段階であるようです。立位面の急成長があり全体的な発達バランスがよくなりました。
8ヶ月程度の発達水準と想定すると
- 知らないものへの不安が出てくる(人見知り、場所見知り、等)
- 取り出す動作、指先を使う動作を遊びの中で使うようにする
- 遊びでは、”選択と探索”が重要(違う玩具を見比べる、持って交互に口に入れる、等)
といったことを念頭におきながら、おーくんの様子を見ていきたいと思います。
まとめ
この1ヶ月の成長について振り返ってみると、『次なるステージの入り口に立った!』という印象です。
体は、歩くステージ
遊びは、操作的な遊びのステージと、ふたつを意識するステージ
それぞれのステージはとても大きなステージです。今後の成長に期待しながらも、焦らずじっくり一歩づつ、進んで行けたらと思います。
最後までご覧いただきありがとうございました。