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乳幼児のコロナワクチン接種が可能に! おーくんはどうする?

ご覧いただきありがとうございます、うこうこです。

最近、またコロナ感染が増えてきていて、第8波とか言われてるようになってきました。

そんな中、2022年10月5日に、生後6ヶ月から5歳までの子どもにおけるコロナワクチン接種が正式に承認され、ワクチン接種が受けられるようになりました。

うちのおーくんにも自治体からワクチン接種の申し込み通知が届き、「ワクチン接種を受けるかどうか?」を考える必要が出てきました。

そこで、今回の記事では、乳幼児へのコロナワクチン接種の受け方や効果について整理した上で、うちのおーくんはどのように考えて判断したのか?についてまとめてみます。

接種の効果は?副作用は?

臨床試験を行い、その結果を審査機関が審査をし、最終的に厚生労働省による承認を得る形で、ファイザー社のワクチンが正式に認証されました。

臨床試験では、3回接種すると73%の感染予防の効果があるとの結果になっています。感染”予防”の効果なので、重症化のリスクを減らせるかは分かっていませんが、期待できると言われています。

副作用については、2歳以降の子どもであれば、痛みとだるさが約25〜30%くらいの子に見られています。臨床試験では、重篤な副作用がでた子はいなかったとの結果になっていて、安全性には問題ないとの見解を示しています。

効果と副作用については、厚生労働省は以下の通りにまとめています。

厚生労働省のHPのリーフレットより抜粋

何回打つの?

生後6ヶ月から5歳までの子どもは、3回の接種が1セット(初回接種扱い)になっています。

1回目と2回目の間には3週間あけることとされています。そして、2回目と3回目の間は、8週間あける必要があります。つまり、2022年11月現在に1回目を打ったとして2回目は12月、3回目は2月ごろになってしまいます。感染予防効果が7割あると認められている状態になるのは、早くても来年2月になりますので、効果が得られるまでに時間がかかってしまいます。

また、インフルエンザ予防接種とは同時に接種可能ですが、他の予防接種とは2週間(生ワクチンとは4週間あけた方が良いとの見解もある)あける必要がありますので、予防接種が多い乳児の段階で接種を考える場合はあらかじめスケジュールを考えておく必要があります。

世界ではどうなっているの?

2022年11月現在、世界の国々では乳幼児へのワクチン接種についてはどうなっているのでしょうか?

アメリカ、カナダ、イスラエルは、ワクチンの接種を積極的に承認しています。

しかし、ドイツ、フランス、イギリスなどのヨーロッパの国は、希望すれば接種可能ですが、積極的にワクチン接種を推奨はしていません。

また、世界保健機関(WHO)も、乳幼児へのワクチン接種については推奨していません。

つまり、日本における乳幼児へのワクチン接種は、世界の国の中でも”早い動き”といえるかもしれませんし、多数の国やWHOが積極的に推奨していない中での”先走った動き”ともいえるかもしれません。

アメリカでは、乳幼児へのワクチン接種が2022年6月から実施されています。しかし、非営利団体のカイザー・ファミリー財団が7月に実施した調査結果によると、5歳未満の子供を持つ米国成人1847人を対象に、6カ月から4歳までの子供に「既にワクチンを接種させた」が7%、「まもなく接種させる」が10%、「様子を見ている」が27%、「必要な場合に限って接種させる」が13%、「間違いなく接種させない」が43%となったと発表しています(詳細はこちら)。

アメリカでは、乳幼児へのワクチン接種が始まって間も無く半年になりますが、ワクチンの接種率や接種後の影響等についての情報がほぼない?(CDCも公表していない?)のが現状です。

おーくんはどうする?判断のポイントは?

では、うちのおーくんはどうするのか?ということですが、とても悩みました。

現状、何が正しくて何が間違っているかは明確ではないですし、どの選択肢をとってもメリットとデメリットが存在します。よって、メリットとデメリットを各々で判断するしかありません。ポイントについて整理すると、

  1. コロナ感染したときのリスク
  2. ワクチン接種によるメリット
  3. ワクチン接種後のリスク

を総合的に判断することになると考えました。それぞれについて考えた結果は以下の通りです。

  1. 海外の研究では、ダウン症の人はコロナ感染後の重症化のリスクが高いことがわかっているため、コロナに感染したときのリスクは高い
  2. 1セット(全3回)接種の予防効果は73%と示されているため、予防効果としてのメリットは大きい。重症化予防については分かっていない点には注意が必要。
  3. 臨床試験では重い後遺症や副反応は見られていないため、接種後のリスクは低い。

また、オミクロン株が流行している2022年11月現在でわかっていることから、感染後のリスクについてまとめると以下のようになります。

  • オミクロン株における子どものリスクは大きくはない。季節性インフルエンザと同程度で、RSウイルスなどの方がリスクは大きいことが分かっている
  • しかし、現在の日本の現状では、感染者数が増加していて、子どもの割合は多く、子どもが重症化したり死亡してしまう人数も増えている。
  • コロナ感染することで、急性脳症になる子どもが増えているというデータがある。急性脳症は一度起こると急速に症状が進行し回復することはほぼないというとても怖い症状です。
  • 海外の多くの研究では「ダウン症であること自体が重症化リスクが3倍〜10倍以上ある」と示されている。

これらのことから、重症化リスクが高いダウン症児・者にとって、感染の予防がとても重要であると考えられます。

ということで、上述の考えるべき3つの観点についてじっくりと考えた結果、おーくんは…

コロナワクチン接種を受ける!

と決めました。

正直、自信をもって判断するには、データは少ないと思いますし、不安材料がないわけではありません。しかし、感染した際のリスクを考えて天秤にかけて考えて、ワクチン接種を受けて感染予防に努めることが現状は望ましい、という判断に至りました。

いざ予約!しかし…

ということで、住んでいる自治体の予約サイトを見てみました。

しかし、もうすでに、火曜とか水曜の昼間しか空いていない状況でした。

うちは夫婦共働きなので、できれば土曜日にうちたい。副反応がででも次の日は日曜で休みなので安心です。

予約システムは1ヶ月先まで更新されるため、1日経てば1ヶ月先の1日分が更新されて予約可能になるシステムでした。そのため、土曜日の予約が可能になるまで数日待ってみました。

しかし、土曜日が1ヶ月先の予約可能日になっても、土曜日の枠は「×」のままでした。

「×」は「予約が埋まっているため予約締め切りました」の意味なのにおかしい?と思い自治体の窓口に電話して確認して見ると、「もともと土日には接種をやっていません」との返答。

「案内通知に書いておいてよ!」

「予約サイトも紛らわしい”×”表記じゃなくて、”元々やってない”と分かるような別の表記にしといとよ!」

ということを、感情を抑えながら伝えておきました。「貴重な意見として上に上げさせていただきます」とのこと。

接種に協力してくれる医院の確保や、ワクチン1個で数人を打つための人数調整など、子どもへのワクチン接種が大変である事情は分かりますが、分かりやすさともう少し配慮があっても良いのでは?と思った次第でした。

まとめ

結論として、うちの判断としては「おーくんにワクチン接種を行う」ことに決めまして、今月末に1回目のワクチンを打つ予定となりました。

今後の経過などについても記事にまとめていきたいと思います。

大人へのオミクロン株対応ワクチン接種が始まっていますので、子どもへの接種となるかもしれません。ワクチン接種については今後も情報を収集していきたいと思います。

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