うこうこまーく!
ダウン症おーくんの子育てブログ
1歳〜2歳

おーくんパパ、1歳6ヶ月健診に行くの巻 受けてみて感じたことをまとめてみた!

ご覧いただきありがとうございます、うこうこです。

前回の記事では、1歳6ヶ月健診での様子についてまとめました。

おーくんパパ、1歳6ヶ月健診に行くの巻 何をしたのかまとめてみた!ご覧いただきありがとうございます、うこうこです。 先日、おーくんを連れて1歳6ヶ月健診に行ってきました! そこで、 ...

今回の記事では、健診を受けて感じたことをまとめてみます。

自治体の方針や体制によっては差があると思います。また、”ダウン症の子どもの親のいち個人が勝手にまとめたもの”としてご理解いただきたいと思います。

健診を受けて感じたこと

健診に行ってみて、僕なりに感じたことは大きくまとめると以下の4点になります。

  1. 健診についての説明をしっかり行うべき!
  2. 健診とは、”多数派の基準からのズレを診査する場である”ことを前提に考えておく
  3. 健診を知り、受けるメリットを整理しておく
  4. 職員のスタイルを把握して距離感を調整する

 

①健診についての説明をしっかり行うべき!

保健師さんとの発達評価と聞き取りから健診が始まりましたが、子どもに対して「これどうかな?」みたいにいきなり発達の評価が始まって、正直驚きました。

医療や福祉の分野では、まず、どういう目的で、どういうことをしていくのか、について説明する責任があることが多いです。行政の仕事とはいえ、健診もその目的と手立て等について、説明する意義と責任は同様にあると思います。

たくさんの子を見なくてはいけない忙しさもあると思いますが、

「健診では1歳6ヶ月の発達の基準に沿って、発達や体や健康について、今の状態を見させてもらいます。子どもの発達はその子のペースがありますし、子どもの性格もそれぞれなので、できることやできないこともあるかもしれません。不安な点や気になる点があれば一緒に考えていくことも健診の目的ですので、気になることがあれば遠慮なくお話ししてくださいね。」

これぐらいであれば伝えるのに数分ですみます。もっと上手な表現はあるかもしれませんが、健診の目的と子どもの多様性の伝達、不安をフォローし寄り添う姿勢の表明、を伝えられているのではないかと思います。

健診を受けて嫌な思いをされた方の中には、最初に関係性を作る段階からズレてしまっているケースも多いのではないかと思います。最初の出会い方はその後の関係性の構築に影響します。嫌な思いをされた方の多くは、最初の印象であまり良い印象を抱いていないことが多いと思います。「せっかく来たのに!」という思いを抱かせてしまう背景には、健診について説明をし保護者と共通の土台に立つことを疎かにしているから、ではないでしょうか?

発達検査をとる心理師として、その子の状態も分からないのにいきなり検査課題を行うのは、かなりリスキーな対応だと思います。子どもによってはその課題が難しい子もいて、うまくいかないと「もうやらない」となる子もいます。緊張感が強く、いきなり課題を提示されても力が発揮できない子もいます。そして何より、最初の課題がその子にとって上手くできないと、隣にいる保護者にネガティブな感情を生起させる可能性があります。その時点で保護者との関係性に悪影響が出る場合も考えられるわけです。

まず、この場の目的やどのようなことをするかの説明をして、その次に、家での様子や興味のある遊びやおもちゃについて聞くことから始めて、話を聞きながら子どもの様子を観察して対応を組み立てる。その方が安全かつズレのない対応につながるのではないか、と感じました。

②健診とは、”多数派の基準からのズレを診査する場である”ことを前提と考えておく

1歳6ヶ月と3歳時での健診が行政に義務付けられていますが、この時期なのは発達の大きなポイントになる時期だからです。つまり、”できるorできない”の差が分かりやすい時期といえます。そのタイミングで子どもの状態を評価し、発達のペースが気になる子や何らかの健康問題や障害が疑われる子をピックアップし、相談や支援に繋いでいくのが健診の目的です。

そのため、健診では、年齢の平均的な基準からのズレを見ていくわけです。だから、至る所で基準を指摘されるわけです。「平均体重より少ない」「食事量が少ない」「○○ができる年齢なのにできていない」など

健診の目的がそうなので、それは受け止めるしかないわけです。そして、多数派からズレてしまう子たち(発達の遅れがある、何らかの障害がある、など)に、合わせた対応をしてもらえる場ではないことも受け止める必要があるかもしれません。多数派の平均基準に即して評価する場、それが健診の場なのです。実際に、おーくんの場合も、”ダウン症がある”ことも前提とした配慮や対話があったかというとほぼありませんでした。あくまで、”他の子と同様に診査する”場であったと思います。

その前提を理解しておくかどうかで、健診の場での気持ちの折り合いの付け方に違いが出てくると思います。

健診のタイミングは発達での重要な節目の時期です。ということは、保護者にとっても自分の子と他の子の違いに気づいたり、意識して不安になる時期でもあります。まして、障害のある子をもつ保護者はより複雑な感情や葛藤を抱えることになります。そのことについても、健診を行う側としては十分な理解があるべきだと思います。

③健診を知り、受けるメリットを整理しておく

実は、乳幼児健診は統一されたマニュアルのようなものが最近まで存在していませんでした。そのため、標準的な手続きを示すことを目的に、平成 30 年度~令和 2 年度厚生労働科学研究として、国立成育医療研究センターが中心となり、小児科や整形外科等の医者がマニュアルを作成しました。

コチラ→改訂版乳幼児健康診査 身体診察マニュアル

まず、健診の目的として、健康状況を把握し地域の施策に活かすことに加え、継続的な相談のきっかけとして意義の大きさがが指摘されています。

また、3〜4ヶ月、9〜10ヶ月、1歳6ヶ月、3歳の健診でどんなポイントを見るかについて、細かく説明されています。9〜10ヶ月健診と1歳6ヶ月健診の違いは、知的発達や社会性の発達を具体的に見ることに加え、歯科の健診が入ってくることです。

以上のように、健診について知ることで検診を受ける上でのメリットを整理しておくことができます。おーくんの場合は、

  • 知らない大人や同年代への反応を見たかった
  • 歯の生えるペースや生え方について見てもらいたかった
  • 保健師さんを中心に市の職員さんの雰囲気を見ておきたかった
  • (どんな感じなのか単純に興味があったのもあります)

という受ける側の目的を、ある程度想定して健診に臨みました。そのように主体的な視点を持っておくことで、ズレた対応(助言や発言など)などによって受身的になり、ネガティブなメンタルに追い込まれることを防ぐ効果もあります。

逆に、整理した上でメリットがないと判断されれば、健診を受けないという判断もありかと思います(※医療・福祉・行政とつながりがあるケースに限ってですが)。

④職員のスタイルを把握して距離感を調整する

健診全体の雰囲気を掴むためにも、受付での対応を見ておくと参考になるかもしれません。

おーくんの自治体の場合は、多くの職員さんから「雪の中、来ていただいてありがとうございます」と声をかけてもらいました。“来て当たり前”ではなく”来てもらうことが大切”という姿勢で対応されている様子が伺えました。

また、個々の職員さんによって対応のスタイルが異なるのも印象的でした。タイプ的に3つの対応のタイプに分けられたと思います。

❶共感傾聴タイプ

保護者の思いを受けとめてしっかり聞いてくれるタイプの人のことです。最初から助言やアドバイスをせずに、まずは保護者の話を親身になって聞き、否定せずに建設的に話を進められるタイプの人です。

直接話をしなくても、態度や様子から、このタイプの人かある程度判断することができます。例えば、

  • 保護者が使った言葉(フレーズ)を使いながら子どもに声がけをしている
  • 保護者が子どもに働きかけている方法(子どもの反応が良いもの)を同じように子どもに使う

というように、保護者に積極的に合わせようとしていることが態度や行動に反映されているわけです。このタイプの人とは相談していきやすいと思います。

❷遠慮タイプ

深い事情(通院先との関わりを含む)には、介入せず「そちらで相談して行ってください」「そちらで相談できていまよね」と話の折り合いをつけようとするタイプの人です。

健診の目的を考えると、既に他領域とのつながりや相談ができている人に対してのこのようなスタンスで応じるのも間違いではないと思います。双方にとって無難な終着点へ、という感じのタイプでしょうか。

❸指導タイプ

最初から助言や指導をする人はそんなにいないと思いますが、決まった質問をして「その答えを待ってました!」と言わんばかりに「それはお母さん、○○ですよ!というのもね…(以下、ご指導〜)」という指導よりのタイプの人です。多数派としての基本に忠実といえばそうなので、多数派のお子さんには受け入れられると思います。

しかし、障害のある子の保護者や不安を抱えている保護者とは、相性がよくありません。

指導に対して「でも、こうなんです」と返しても、「でも〜」「だから〜」と被せてくることが多ければ、「そうなんですね〜」と無の境地で乗り切りましょう。ここを意識できれば、感情の距離感が持てますので心理的負担は軽減します。

あくまで独自のタイプ分けであることをご理解ください。

前述での話と重なりますが、受身的になりすぎないために、主体的に職員のタイプを見定める意識を持っておくことが、その場での対話の質を上げ、逆に、メンタルを守る役割を果たすことになります。「なんとなく」で良いので少し意識しておくと役に立つのではないかと思います。

おーくんの場合は、対話を重視した相談の形が多かったため、落ち着いて健診を受けられました。❶の共感傾聴タイプの保健師さんがお一人いらしたので、その人に当たらないかな〜って思っていたら、当たりませんでした。担当してくれる人が選べないので運もありますよね。

まとめ

やや批判的かつ、細かく、長く、なってしまいましたが、おーくんパパの感じたこと考えたことのまとめ、いかがだったでしょうか?

健診自体は、全体的には、サポーティブな雰囲気で良かったと思っていますし、だからこそ、余計にもうちょっとこうなれば良くなるんじゃないか!とも感じたので、そちらをまとめさせてもらいました。

最後にまとめると

健診の内容と場の構造を知り、メリットを整理し、受身的にならず主体性を持って、臨めると何かプラスの発見や気づきがあるかも!

普段の生活だけで手一杯じゃー!

という声もたくさんあると思いますが、時間と労力をかけて健診を受けるのであれば、嫌な思いをする人が減り、少しでも何かのプラスになる人が増えればとの思いで、感想をまとめさせていただきました。

もし感想やご意見があれば、InstagramTwitterの方でも結構なので教えていただけると嬉しいです。

 

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