うこうこまーく!
ダウン症おーくんの子育てブログ
ダウン症関連

僕は自由だ!ダウン症おーくんのずりばい獲得までのポイントまとめ

ご覧いただきありがとうございます、うこうこです。

ダウン症のおーくんですが、生後8ヶ月に腹ばい旋回ができるようになってから間も無くして、腹ばいでの移動(=ずりばい)ができるようになりました。生後9か月には自分から自在にずりばい移動をするまでになりました。

今回は、おーくんがずりばい移動を獲得するまでの流れについて整理し、いくつかのポイントをまとめていきたいと思います。

ずりばい移動ができるのはいつ頃?

発達の段階として、ずりばいでの移動ができるようになるのはいつ頃なのでしょうか?

健常の発達では

健常の子どもの発達では、腹ばいでの移動ができるようになうるのはおおよそ7〜8ヶ月頃だとされています。

ちなみに腹ばい姿勢でお腹を軸に回るピボットができるようになるのが6〜7ヶ月頃とされています。

ダウン症では

以前、”ダウン症の赤ちゃん体操“を紹介しました。

ダウン症の早期療育の王道 〜赤ちゃん体操のすすめ〜ご覧いただきありがとうございます、うこうこです。 私たちのおーくんは、生後1ヶ月半でダウン症と診断されました。 間も無くして...

その中に、ダウン症の子の標準としてこのぐらいの時期にどのようなことができるのかを評価できるゆっくり運動発達ステップ評価表“という発達評価表があります。

その評価表では、お腹を軸に回るピボットがおおよそ12ヶ月、腹ばいで前進するのが14ヶ月頃でできるようになるとされています。

ダウン症の子の発達のスピードが、健常の子の半分くらいのスピードであることが多いと言われていますので、健常の子の倍ぐらいかかると想定されているのだと思います。

おーくんはずり這いは得意ですが立位が苦手です。立位について、先ほどのゆっくり運動発達ステップで確認すると、生後9か月時点で発達段階は6〜8ヶ月レベルなので、ダウン症の子の標準より少し遅い感じの評価になります。子どもの発達は、領域ごとにペースはまちまちだったりします。

ずりばい獲得のポイント

子どもの手を持って「いっちに、よいしょ」とずりばいの動作を練習してもあまり意味がありません。ずりばいそのものの練習をするのではなく、ずりばいを手段として使う状況を整えることが重要です。

“動きたい!”気持ちを育てる

ずりばい移動は、子どもが獲得する初めての主体的な移動手段になります主体的というのがポイントで、自分から動きたいと思わなければ成立しない動きなのです。

子どもが「動きたい!』となるときは、その先に目的があることが必要です。『あれを触ってみたい』『掴んでみたい』『口に入れたい』など、実際に明確にそのように思うわけではないですが、興味や関心が自分の外にあり、それに触れたいと思う気持ちこそが、主体的に動くための原動力になります。

①興味を広げ、自ら手で働きかけることを引き出す

まずは、どのようなものに興味を持つのかを探ることです。

興味があれば自ら手を伸ばし、触れたり、叩いたり、掴んだりしようとします。子どもによって興味の幅は様々で、何でも掴もうとする子もいれば、手で働きかけることが少ない子もいます。

その場合は、色んな観点から少しずつ試して見ます。持ちやすい形のものが良いのか、形は大きく広く触れるものが良いのか。子どもよっては好きな感触・嫌いな感触があったりします。また、音や光の反応がある方が興味が持ちやすい子もいます。大人が子どもの手をとってあげて、一緒に触って楽しむような働きかけも良いかもしれません。

ちなみに、おーくんはリハビリの先生から「警戒心が強いから色々触らせて体験してみて」と指摘されていました。そのため、何でも提示して触らせて反応を見ていました。その中でも、このような触ると光って音が鳴る玩具を使って、手を伸ばす練習をよくしていました。

②腹ばい姿勢で手を伸ばす練習をする

興味を持つものが出てきたりして、手を伸ばすことが増えてきたら、色々な方向に手を伸ばすための練習をします。

ちょっと斜め前に玩具などをおいて掴んでもらったり

体の真横に置いてみたりして、色んな方向から手を伸ばす練習をしていきます。

ここまでできれば、かなり上手に手を伸ばすことができるようになっています。それと同時に、外界への注意の向け方が広くなってきているのを感じると思います。色んな方向に手を出す練習が、自然と外界への注意の向け方を広げる練習にもなります。

③旋回の練習をする

手を様々な方向に伸ばすことと、外界へ広く注意を向けることができるようになれば、動くものに興味を示し、体の向きを変えて見ようとしたり、掴もうとしたりするようになります。

そこで、腹ばい姿勢でお腹を軸にした旋回、つまりピボットの練習をします。

おーくんが練習している様子はコチラ

紐や、縄跳びの先に玩具をつけて練習しても良いと思います。動画で使っている玩具は、姉のあーちゃんが小さい頃にいただいたもので、あーちゃんが遊んでいる様子を、おーくんが興味を持って見ていたのを参考にしました。

④腕の力を鍛える

興味のあるものに手を伸ばす練習をしていた段階で、リハビリの先生から勧められたのが、“腕立て姿勢”の練習です。

これは、赤ちゃん体操の中にある体操のひとつです。

ずりばい移動の際には、ほふく前進のように腕の力が必要になります。その腕の力をつけるための練習になります。短い時間から無理なく始めて、慣れてきたら少し左右に揺さぶって安定を保つ練習をすると良いと教わりました。

⑤いざ、ずりばい移動へ!

ここまでができれば、興味のある玩具などを子どもより少し離れたところに置いておいたり、大人が少し動かしてみたりしてみます。最初は、近い距離(左右の腕を2回分ぐらいずりばいして届くぐらいの距離)から始めてみます。あとは、「いくぞ!」という思いが乗れば体はついてきます。焦らず子どもの気持ちを支えていきましょう!

おーくんのずり這いができるようになった時の動画をよければご覧ください。

『あそこまで行く!』という気持ちがめちゃくちゃ出ています!

まとめ

今回は、おーくんがずりばい移動を獲得した様子を振り返りながら、ずりばい移動のポイントについてまとめました。

重要なポイントは、“子どもの興味を引き出すこと”だと思います。

ダウン症の子は、体の筋力や弱く体も柔らかいため、『動きたい!』と思っても体がうまく動かず諦めてしまう子もいます。そうなると、遊びは限定的になり、外に関心が向かず興味が広がりにくくなってしまいます。

だからこそ、『外界にはこんなにもおもしろいものがあるんだ』という気持ちを引き出すことが重要です。それができれば、主体的に動こうとするずりばい移動の獲得は時間の問題と言えるかもしれません。

乳児期の子どもの興味・関心の持ち方や広げ方については、最近の研究などを調べてみて、機会があったらまとめてみたいと思います。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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