ご覧いただきありがとうございます、うこうこです。
夏本番の厳しい暑さが続き、水分補給がホントに重要な時期ですが、
今回はその水分補給についての内容です!
それは、
ダウン症の人は他の人よりも水分補給がとても重要なワケ
です。
それではいってみよー!
①ダウン症の人は水分補給をしにくい
ダウン症の人は、顎が小さく舌が大きいことが特徴とされています。
そのため、水分をゴクゴクと飲むことが難しくなりがちです。
水分補給をしているように見えても実際には十分な量が摂取できていない、ということが起こります。
よって、水分補給をこまめに取りつつ、実際にどれぐらいの量が摂取できていたかを確認する必要があります。
目安として、子どもであれば100ミリリットル程度をこまめに摂取することが望ましいとされています。
内容としては、ジュースやスポーツドリンクは糖分が多く入っているのであまりオススメできません。
一般的におすすめとされているのは普通の水やお茶ですが、水やお茶といった水分だけをたくさん取ると、血液中のナトリウムが薄まり、ナトリウム血症という症状を引き起こすことがあります。
そのため、おすすめはアクアライト等の経口補水液になります。
以上のことをよく理解しておらず、ダウン症おーくんは2歳の夏に脱水による熱中症になりかけましたので、皆さんは気をつけてください。

②ダウン症の人は水分を取らないと病気になるリスクが高い
色々な研究から、ダウン症の人は血液中の尿酸値が高い人が多いことがわかっています。
ダウン症の人は、腎臓の機能が平均よりも低く、さらに加齢とともに低くなる傾向があります。またダウン症の人は1日の排尿の回数が少ないと言われています。そのため、体質的に尿酸が排泄されにくい人が多いのです。
この尿酸が溜まることで、痛風発作、脳血管障害、心臓に関する病、肥満、糖尿病、高血圧になりやすくなると言われています。いずれもダウン症の合併症に関わる疾患です。
つまり、
ダウン症の人は尿酸値は高くなりやすい体質であり、様々な疾患を引き起こしたときのリスクが大きいため、尿酸値を高めない工夫が必要
ということになります。
そこで、重要なのが水分補給です。
水分補給を怠っていると、血中の水分量が減ることで尿酸の占める割合が高くなってしまいます。
そのため、水分補給をするとで、血中の尿酸の濃度を高めることを防ぎ、また、同時に尿による尿酸の排泄を促すことができます。
まとめ
ダウン症の人にとって、
●水分補給は健康の維持にはとても重要であること
●水分補給を上手にできないことも多いため親や支援者が意識してサポートしてあげること
が重要であることを解説しました。
うちのダウン症おーくんも、この夏は、経口補水液を買い溜めし、こまめな水分摂取を心がけ、飲んだ量をチェックするようにしていきたいと思います。
参考・引用
ダウン症のある子、赤ちゃんのころから「ことば」をはぐくむ 植田紀美子 編著 かもがわ出版