うこうこまーく!
ダウン症おーくんの子育てブログ
ダウン症関連

『しゃべれない=コミュニケーションがとれない』は正しくない!? ダウン症児の表現力のすごさは言葉にあらず

ご覧いただきありがとうございます、うこうこです。

「ダウン症の子は話せるようになるのが遅い」

というようなことを聞いたことがあるダウン症の親御さんは多いと思います。

僕もおーくんがダウン症だと分かったときに、色々と調べているときに何度も目にしました。

そしてその度に、

「おーくんが言葉を話せないならどうやってコミュニケーションをとったらいいんだ!」

と不安になっていました。そのため『言葉を話せるようになる』ことばかり気にしていました。

しかし、1歳…2歳…3歳…4歳まであと2ヶ月となれど、

おーくんははっきりとした単語はまだしゃべれません><

じゃあ、コミュニケーションが全くとれないかというと…そんなことはありません!

有意味語は全くしゃべれないけれど、言葉の理解はそれなりにできています。

「パンツ取ってきて」と言えばきちんと取ってきますし、「アイス食べようか!」と聞けば満面の笑みで手でグッジョブをして冷蔵庫に突進していきます。

また、意思表示は言葉でなくて非言語を上手に使っています。

  • 指差しを使って『見て』『取って』など共同注意や要求を示します。
  • ジェスチャーで「牛乳飲みたい」などの要求を示します。動物のマネのジェスチャーも上手です。
  • 声のトーンで『OK』『NO』だけでなく『え〜どうしよう』といった迷っている等の微妙な気持ちの動きを表現します。
  • 喜ぶときは両手を突き上げてガッツポーズをするし、悲しいときは「え〜ん」って泣いてるポーズをしますし、怒ったときは「めっ」と言いながらバシバシ叩いてきます。
  • なかなか自分から謝ることは難しいことが多いですが「ごめんなさいしよう」というと頭をぺこりと下げます。

声、表情、仕草や動きを上手に使うので、「おーくんが何を言いたいのか?」「何を感じているのか?」はほとんど読み取ることができます。

読み取れれば、「〜〜なんだね。じゃあ〜〜」とやりとりにつなげられるのでコミュニケーションが成立します。

そうなんです!

しゃべれなくてもコミュニケーションは全然とれるんです!!

小学生ぐらいになって、今よりも複雑な思考や感情をするようになったときにある程度言葉にして話せないと分かってあげることは難しくなるかもしれませんが、3歳の段階では僕たち親が「話せないことで困ったなぁ」と感じることが現状ほぼありません。自然にやりとりできていると感じています。

よって、「ダウン症児は発達が遅い」「言葉を話すようになるまで時間がかかる」は多くのダウン症児に当てはあまることですが、それがイコール「コミュニケーションができない」にはなりません。

そのため、自分の子どもがダウン症だと診断された間もない方や、乳幼児のダウン症の子育てをされている方で「言葉が遅いことでどうなるんだろう」と不安に思われている方がいましたら、過度に不安になりすぎずに、今の子育ての中での嬉しさ、楽しさ、色々な発見なんかを大切にして親子の時間を過ごされると良いと思います。

コミュニケーションの段階に応じた具体的な関わり方については、以前の記事で紹介した書籍が役に立つと思いますのでそちらも参考にしてみてください。

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