ご覧いただきありがとうございます、うこうこです。
2020年も本日を残すだけとなりました。
この1年は世界的にも、私たち家族にとってもとても大きな1年でした。
2020年最後の記事は、ダウン症のおーくんが生まれてから考えたある1つのことについてまとめてみました。
ダウン症の子を授かって
2020年3月。私たち家族に、新しい家族が増えました。
その子はダウン症でした。
最初は、現実を受け入れられない、受け入れたくない、受け入れなくてはいけない、との思いで葛藤し苦しい日々でした。
そして、自分の気持ちばかりで、生まれてきてくれたおーくんのことを心から祝ってあげられていない自分が嫌になりました。自分が嫌になる気持ちばかりで「また自分のことばかり」とさらに自分が嫌になり…と自己嫌悪のループを何度も繰り返していました。
周囲の人からの支えもあり、おーくんと関わる中で、少しずつ時間と共に、気持ちが整理されていきました。その過程の中で【時間】について考えました。
限られた【時間】の中で
ダウン症の人の平均寿命は伸びていますが、認知機能などの老化は健常の人より早く進行することも指摘されています。そうすると、おーくんが生きている中で自由に使える時間は、私たち健常の人より短いかもしれません。
そう考えると、おーくんと過ごすことができる時間で、何をしてあげたいか、何を一緒にしたいか、をきちんと考えていかないといけないと思いました。本人が大きくなったら自分の意思も出てくるでしょうから、本人が何をしたいか、も大切です。
◉何をしてあげたいか?
今日は「楽しかった」、明日は「楽しみ」と思って日々生きてけるような環境を整えてあげたい。
◉何を一緒にしたいか?
- 山に登って夕日を見ながら酒を飲む。
- モルディブに行ってバカンスを楽しむ。
- オーロラを見にいく。
一緒にしたいことは完全にうこうこの願望です。おーくんと一緒にというより、家族でしたいことって感じになっちゃっています。
これらは、おーくんの成長と共に変わっていくかもしれません。また1年後には変わっているかもしれません。日々の関わりの中で考え続けていきたいと思います。
【時間】を意識し、未来のイメージを具体化する
【時間】について考えるようになって良かったことは、何となく過ごしていた時間を意識して有効に使おうという姿勢が生まれたことです。仕事でもメリハリを意識し、自分が今やるべきことの整理がつくことで、ダラダラ仕事をすることが減りました。
また、上記のように、これからどうしていきたいかという未来のイメージについて考えることで、今現在の不安や葛藤などの気持ちから一旦離れることができます。現在を受け入れらず、自己嫌悪していたときは苦しかったですが、少し余裕が生まれた時に、これからどうしたいのか?という未来のイメージを考えたことは気持ちの整理にも役立ったと思います。
(過去や現在ではなく、未来のイメージを具体化していくことで解決を構築していく心理療法があります)
まとめ
ダウン症のおーくんが生まれて、大きく変わったことは【時間】への意識と考え方です。ダウン症の人が自由に使える時間は少ないかもしれない、との考えから【時間】について考えてきました。
うこうこにとって【時間】について考えることは、これからの未来について考えることでもあり、自分自身の日々の生活のあり方を振り返ることでもありました。
【時間】の考え方については、一人ひとり違うと思います。いろいろな人の考えを聞くことで、自分の考え方を見つめ直すことができます。ダウン症の子をもつ親御さんといつかそんな話ができると良いなぁと思っています。
本ブログを読んでいただいた方へ
少しでも誰かの役に立てたらと思い始めたブログでしたが、記事を作成していく中で、自分の思いや考えを整理する過程になっていることに気づかされました。
少しでも役立つ内容になっているのか?自分の自己満足になっていないか?と、まだまだ自信が持てない中でブログ運営をしています。
そのため、本ブログをご覧いただいた方には本当に感謝申し上げます。読んでくださる方がいることで、少しでも良い内容をお届けしたいというモチベーションにつながっています。本当にありがとうございます。
これからも、おーくんと、家族と、そして自分と向き合いながらも続けていけたらと思っていますので、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。もしよろしければ、気軽にコメントや質問等いただけたらと思います。
2021年も皆様にとって良い年になりますように。
最後までご覧いただきありがとうございました。