ご覧いただきありがとうございます、うこうこです。
2023年も今日で最後となりました!
毎年この日になると1年があっという間に感じますよね。
今年最後の記事として、この1年感じたことをまとめてみたいと思います。
おーくんの周囲の子どもたちに教えられたこと
今年はおーくんにとって大きな環境の変化があった年でした。
保育園の年少組に入り、同年代の子たちと関わりながら、本格的な集団生活を送ることになりました。
同年代の子との遊びにはやはりギャップがあり、自然と一緒に遊ぶのはまだまだ難しいようです。
しかし、女の子がおままごとの仲間に入れてくれたり、声がけをしてくれたり、一緒に生活動作をしてくれたりすることで、おーくんの遊びのレベルは向上し、生活動作もできることが増えました。早朝保育や延長保育の場面では年中や年長のお兄さんやお姉さんが可愛がってくれているのも経験としては大きいように思います。みんなが弟のように接してくれるのでおーくんもとても楽しいようです。
そんな姿を見ていると、子どもたちは自然とインクルーシブな関わりをしてくれているんですよね。インクルーシブな意識って大人が教えなくても小さい子どもの中に既に持ち得ていると感じます。
みんなと同じようにできない子がいても、「そういう子もいるよねー」と言わんばかりに受け入れて自然と手を差し伸べます。
子どもってすごいですよね。
逆に「みんなと同じ」を重視する大人の教育のあり方が子どもたちのインクルーシブさを奪っているんじゃないかと考えることがあります。
「みんなと同じにできることが良いこと」「できないことは悪いこと」「運動会や発表会はみんなと同じようにできるまで頑張って練習する」などなど
そういった大人の関わりは、子どもに協調性や社会的な振る舞い方を教えることに役立つかもしれません。一方で、大人が子ども管理しやすいようにしているのではないかとも思います。「みんな同じく」の教育は、終身雇用が当たり前の時代に一度入社した会社で周囲とうまくやっていくためには教育的意義があったのかもしれませんが、それは今の時代に本当に必要な力なのか疑問なところです。
子どもたちは本来インクルーシブの力や多様性を受け入れる姿勢を持っているけど、「みんなと同じ」を重視する大人の姿勢がそのような力を奪っているのではないでしょうか?
そんな疑問を自問自答しながら、この1年
子どもの力や可能性を奪うも拡げるも大人の影響が大きい
だからこそ、子どもの持っている資源(リソース)をしっかりと見定めて、いかに拡げられるかを大人は意識して関わる必要がある。
ということを考えてきました。
“意識して”ということがポイントで、大人って意識していないと「子どもは未熟」「子どもはできないことが多いから大人が教えるべき」という認知が働きがちですからね。
そして障がいのある子に対しても同じように、その子の資源(リソース)や可能性を意識して探る姿勢を大事にしたいです。自閉スペクトラム症や注意欠如多動症の子はその特性故に「◯○が苦手」とラベル付されることが多いのですが、その子なりの良さは必ずあります。そのような資源(リソース)や可能性を拡げるために何ができるのか?
マイナスの面へのフォローだけでなく、プラスの面の拡充も同じぐらい(それ以上に)に重視していきたいと思います。
来年は、そのような意識を子育てや仕事で実践できるように取り組んでいきたいと思います。
そんな感じの1年の締めくくりになりますが、
このブログを見ていただきました皆さん、この1年もありがとうございました。
Instagramなどで応援のメッセージやご意見をいただいた方もありがとうございました。自分にはなかった視点について考えることができましたし、多くの勇気と励ましをいただきました。
そして、来年もダウン症に関する様々な知見について、多くの方に役立つ情報を発信していきますので、今後ともこのブログをよろしくお願いします。
皆さまにとって良いお年になりますように。
そして来年も良い1年になりますように。