ご覧いただきありがとうございます、うこうこです。
ダウン症児の多くが、医療機関で定期的に診察を受けていて、定期的に身長や体重の成長を確認していると思います。
これがまた、なかなかのプレッシャーになりこともあります。
というのも、うちのおーくんはは1歳超えてからほとんど体重が増えていない!のです。
おーくんはもう少しで1歳半になりますが、1歳までは順調に体重を増やしていました。しかし、1歳すぎてから現在に至るまで、ほとんど体重が増えていません。親としては焦りますよね。
そこで、ダウン症児の成長の様子について確認してみることにしました。
ダウン症児の平均体重
ダウン症児の身長や体重についての成長曲線は、日本ダウン症協会のHPで見ることができます。
公益財団法人日本ダウン症協会のダウン症児の成長曲線より(出典は、安藤忠 新版 ダウン症児の育ち方・育て方 学研プラス 2002)
“+2SD “とか”−2SD “と書いてありますが、SDとは標準偏差のことで統計用語の一つです。意味としては、+2SDから−2SDの範囲に全体の約95%の人が入ることになります。
グラフの色がついているところがダウン症児の+2SDから−2SDの範囲を示していますので、ダウン症児の95%の人が色がついている範囲に入ります。
全体の傾向を見ると、
- 身長・体重ともに、ダウン症児と健常児では曲線のパターンはほぼ一緒である。
- 身長(グラフの上の曲線)は、赤ちゃんの頃はダウン症児と健常児はほぼ変わらないが、男の子は1歳ごろ、女の子は2歳頃から差が開き始める
- 体重は、健常児と比較してダウン症児は全体的に軽い。女の子の方がその傾向は顕著である。
また、体重については、ダウン症児は1歳を超えると横ばいになる傾向が見られています。その横ばいに入る入り口の時期の平均体重がおおよそ8キロぐらいになっていて、2歳近くになると9キロを超えてくる感じになっています。
つまり、1歳を超えてから体重8・9キロから増えにくくなるという体重増加の”壁”があると考えられます。
おーくんの体重増加の経過
おーくんの体重増加の様子を先ほどのグラフ上に示してみるとこうなりました。
生まれてから1ヶ月は体重が増えずにいて、遺伝子検査と入院による体重管理→ダウン症確定となったのですが、2ヶ月ぐらいから10ヶ月ぐらいまではグラフ上限をピッタリ沿っていく感じでした。そしてその後、綺麗な横ばい状態になっています。
と言わんばかりのグラフですね〜
体重の成長曲線について考えてみての結論!
体重増加の流れとしては、1歳〜2歳ごろまでは体重は横ばいになり、2歳になると少し上昇する山があり、5歳を超えると急激に大きくなっていきます。
1歳前後は、タイミング的にもずり這いからつかまり立ち、そして歩行へ、といった探索的に周囲の環境に体全体で働きかける時期であり運動量が大きく増える時期と重なります。おーくんもよく動くのでエネルギーをかなり使っているのと、離乳食が進んでいないこともあり、体重が増えていないのだと思います。体の使い方と探索しての学び(認知機能の向上など)に全振りしている状況であり、それはそれで発達の上ではとても重要です。
つまり、結論としては、2歳ごろまでは気長にやっていくしかない!ですね。
むしろ、“焦らずに気長にやっていっても良いんだ”とポジティブに捉えても良いと思いました。
軽い方が抱っこしやすいし、僕の腰にも優しいですしね!(強引すぎかな><)
最後まで読んでいただきありがとうございました。