ご覧いただきありがとうございます、うこうこです。
ダウン症おーくんが住んでいる自治体では、サポートブックを子ども発達相談窓口でもらうことができます。0歳から18歳までの子どもがいる保護者が対象になっています。特に、障がいのあることは記載されていなかったので、子どもがいればみんなもらうことができるようでした。
サポートブックとは以下のように説明されていました。
- お子さんが、成長に合わせた継続的な支援を受けることを支えるための個別支援手帳です。
- 子どもの成長を見守る記録として、保護者と支援者が子どもの様子に応じた配慮・支援方法を共有するツールとして活用いただけます。
つまり、成長に合わせて子どもの情報を集約して、支援者と一緒に配慮や支援を考えていくために役に立つツールということになります。
就園や小学校入学に合わせた記録用紙もダウンロードして追加で加えられるようになっています。
『クリアポケットがつき母子手帳なんかも収納して持ち歩くことができる』って書いてありましたが、クリアポケットはついていなかった!
サポートブック、デコってみました!
いただいたサポートブックは、ただのクリアのリングファイルで質素な感じでした。そのため、妻のまーくがマステでデコってくれました!
現在のは試行品のようで、これから色々装飾していきたいと言っていました。
僕はこういうセンスがないので、本当に助かっています^^
障がいのある子へサポートブックをお薦めする理由
このサポートブックですが、障がいのあるお子さんがいる場合、作っておくことをお薦めします。その理由は大きく2つつあります。
その① 子どもに関する情報を集約しておくことができる
療育やリハビリでアドバイスや、診察で言われた重要なことなど、ノートにメモをしたり、スマホに打ち込んでおいたりすることはよくあると思います。しかし、メモをどこに書いたか忘れたしまったり、スマホの何のアプリのどこに記載しておいたか忘れてしまったり、といったことってよくありますよね?(うちだけ??)。そんなときに、情報を集約するものを決めておくだけで、意識的に管理しでき情報の抜け落ちを防ぐことができます。
また、おーくんが利用している児童発達支援事業所では、療育を受けたときには先生がサポートブックにコメントを書いてくれるます。専門家の先生が実際に書いてくれる情報は、親が伝えるより説得力があります。後から、振り返ることで「そうだった!こういう点を意識するんだった」と関わり方を見つめ直す機会にもなります。
このような様式に、先生が子どもの現在の様子と、家庭でどのように関わっていったら良いかについて記載してくれています。
さらに、将来のことになりますが、成人以降、障がい基礎年金を受給する可能性があります。その際、医師の診断書に加えて、病歴・就労状況等申立書という書類が必要になります。病歴・就労状況等申立書とは、発症から現在までの日常生活状況を記載する書類です。ダウン症の場合は先天性疾患のため、生まれてからの情報が必要になります。おーくんが成人してから思い出しながら記載するのは無理だと思うので、今のうちから様式をダウンロードしてサポートブックに挟み込んで記載していこうと考えています。ダウンロードは日本年金機構のHPから可能です。
その②効果的な支援を受けるために役立つ
幼稚園や保育園から小学校、中学校とステージが変わるときや、年度初めに先生が変わったときとかにお子さんのことを知ってもらうために活用できます。効果的な支援をお願いするためには、お子さんの特徴について(良い面と課題となっている面の双方)より良く知ってもらうことが重要です。
また、小・中学校では障害がある子は”個別の指導計画“を作成することになっています。サポートブックの内容を上手くまとめて、学校に伝えていくことで、指導計画の作成に活用してもらうことができます。さらに、個別の指導計画に基づいて指導や支援をしてきた実績があることで、必要に応じて高校入試や高校生活で支援を受けることができます。指導計画は保護者がもらうことができるので、サポートブックに挟んでおくことをおすすめします。
まとめ
今回はサポートブックについて、そのメリットについてご紹介しました。
もし、使ってみたいと思われた方は、自治体の発達相談窓口やこども課などに聞いてみると良いかもしれません。また、ご自身で作成されている方もたくさんいらっしゃるので、そのような方のものを参考にしてみるのも良いと思います。
最後までご覧いただきありがとうございました。