ご覧いただきありがとうございます、うこうこです。
ダウン症のおーくんですが、生後6ヶ月を過ぎ、少しずつ離乳食を開始しています。まだまだ上手ではないですが、幸いなことに嫌がらずにチャレンジしてくれています。
そのため、「始めてから少しずつ勉強していけばいいかなぁ〜」「姉のあーちゃんの時より上手に食べれるようになるには時間がかかるかなぁ」ぐらいしか考えていませんでした。
そんな中、インターネット上である資料を見て、大きな衝撃を受けました。
そこには、離乳食に対して常識と思っていたことが常識ではないこと、ダウン症の赤ちゃんには気をつけるべきポイントがいくつかあることが書いてあったのです。
離乳食を始める前にこれだけは読んでおこう!
その資料とは、
“未来の食習慣の形成のために…離乳についてのすすめ“です。
2015年に行われた山梨ダウン症フォーラムでの武田康男先生の講演をまとめたものです。
こちらからダウンロードすることができます。
大変分かりやすくまとめてあり、じっくり読んでも30分ぐらいで読める量の資料です。
詳細については実際に読んでいただくことをお勧めしますが、うこうこが読んで印象的だったことを以下に紹介します。
味覚体験から始めるのも「離乳」である
味覚体験とは、”舐めさせても良い味を、お母さんやお父さんの指に少しつけて舐めさせ、一緒に美味しさを味わってもらう体験“のことです。『離乳を開始する=離乳食を始める』と思っていましたが、そうではなく、食の楽しさを感じることが離乳の出発点であることに気づかされました。
正しいスプーンを選び、使い分ける
食習慣の形成のために使用するスプーンは全体的に幅の狭いものを使うことや、離乳食用と水分摂取用はスプーンを使い分けることが重要です。お勧めのスプーンが紹介されているので参考になります。
【重要】側方誘導という食べさせ方
“口の正面から食べさせる”が常識だと思い込んでいましたので「こんなやり方あるの!?」とびっくりしました。この資料を読んでいなければ、間違った食べさせ方をしていたと思います。
口の中に入れる・舌で送り込みができる段階になると、スプーンの挿入方法を変えていくことになります。それが、下顎の側方誘導というやり方で、イラスト付きで具体的に紹介されています。
このやり方は、本人が自立して全部自分で食べるようになるまで続けていきます。そのため、親御さんだけでなく、保育園や学校の先生にも協力してもらう必要が出てきます。その際にも、理解していただくためにこの資料は大変役立つと思います。
お母さんの見せるカミカミ動作は間違いです!
「えっ!すでにやってるんだけど…」と反省しました。もうやりません、はい…
カミカミ動作は食いしばりに近い動作で、咀嚼動作とは異なるようです。実際の咀嚼動作は多様な動作を含みますので、お子さんに見せて真似させようとするのは避けるべきとのことです。
その他にも役に立つ情報がたくさん紹介されている
その他にも、知っておくべき情報や役立つ情報が具体的に紹介されています。
- 水分摂取の方法と注意点
- 水分は何を飲ませたら良いか・逆にNGなものは何か
- 食の形態の上げ方、一口の量の目安
- 制限すべき食について
などなど、離乳食の段階に合わせて、重要なポイントが紹介されています。
まとめ
食習慣の形成は長い道のりですが、具体的な方向性とその方法が見えるだけで、気持ちに余裕が持てるようになります。気持ちの余裕があることで、『頑張ろう』と思えたり、『今は上手にできなくても大丈夫』と焦らずに子どもの成長のペースを尊重することができます。
山あり谷ありの道かもしれませんが、向かうべき方向が分かってきたので、少しずつおーくんの成長を見守りながら進んでいきたいと思います。
最後までご覧いただきありがとうございます。