ご覧いただきありがとうございます、うこうこです。
ダウン症おーくんですが、2歳6ヶ月になる頃から、身の回りのことを自分で少しずつやろうとする姿が出てきました。
その中でも、今回のテーマはくつ下です!
おーくんがはいていたくつ下のタイプ
以前から、おーくんのくつ下は下の写真のようなものを使っていました。
丈がくるぶしまでのアンクレットタイプのものです。
丈がふくらはぎまであるソックスタイプより短いので、はかせやすくなっています。
おーくんが自分ではこうとしたときに、ソックスタイプのように丈が長いと不安定になりやすいと思い、アンクレットタイプのくつ下を用意してはかせていました。
それが間違いでした><
ある日、保育園から提案が
ある日、保育園の先生から
- 「周りの子が自分でやる姿を見て、おーくんもくつ下を自分ではこうとすることが増えました」
- 「でも、今の短いくつ下だとうまくできないようです。長めのくつ下を用意してもらえますか?」
と話がありました。
『えっ!?短い方がはきやすいじゃん!』
と内心は思いつつも、自分からやろうとする気持ちが出てきているのは良いことだし、そう言われたのなら用意してみる〜
と疑う気持ちを持ちつつも、ソックスタイプのくつ下を用意して持たせてみました。
すると次の日の連絡帳で、先生からコメントをいただきました。
“やはり長いくつ下の方が自分ではこうとします。今日は周りの子と同じように自分からはくことにチャレンジしてはくことができました”
とのことでしたので、家でも試しに、おーくんにソックスタイプのくつ下をはいてみるように促してみると、
自分一人ではくことができました!!
さらに、ソックスタイプに変えてみてから、『自分でもはける!』と手応えを感じたのか、明らかに自分ではこうとする姿が増えましたし、成功する機会も増えました。
アンクレットタイプとソックスタイプの違い
当初、僕は、アンクレットタイプの方がはかせやすいから、おーくんが自分ではくときにもはきやすいと思っていました。しかし、それが間違いでした。
アンクレットタイプは、足の形に沿って”かぶせる”必要があります。しかも、持つ幅が狭いため不安定になりやすいです。
逆に、ソックスタイプは、丈が長いので持ちやすいです。そして、くつ下の穴に足を通せれば、あとはグッと引っ張るだけではくことができます。つまり、ソックスタイプの方が安定して、大きな動きだけではくことができるのです。
その方が、手が小さく、力も弱いおーくんにとってはやりやすかったのだと思います。
環境調整により行動は変わる
今回のことは
道具ややり方を工夫する(=環境調整をする)ことで、おーくんのくつ下をはこうとする行動を増やすことができた
ということになるでしょうか。
子どもが成功体験を積む機会を増やし、“できるようになりたい”という前向きな気持ちを伸ばし、適切な行動を増やしていくためには、環境の調整をすることが重要である”ということを再確認できたとても良い機会になりました。
保育園の関わりの姿勢に感謝
また、保育園でも見守りや関わりに感謝したいと思います。
障害のある子に対して、手厚すぎる支援をしてしまうことは非常によく起こります。
しかし、そうではなく、おーくんの前向きな気持ちや行動をしっかり見てくれて、本人が自分でできて成功体験が積めるように、具体的手立てを提案してくれています。
周りの子と発達のペースが違うおーくんを見るのは大変なこともあると思いますが、そんな中でも、きちんと考えて見てくれている姿勢に本当に感謝です。
今後も、情報共有を密にしながら、連携していきたいと思います。
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